しかし市の検討委員会では、1200億円以上かけて浦和美園の開発を進めても、乗客増は2400人、中間駅周辺の開発に330億円投じても、乗客は400人しか増えず、黒字転換は見込めないと、すでに調査結果を出しているのです。 清水市長は専門家の意見を無視して、「地下鉄延伸に対する地域の思い」を実現するために、議会や市民と一丸となって計画を進めると言い出しています。そこで私は同日の本会議で、さっそく追及しました。
市議会で、地下鉄7号線の建設に反対しているのは、吉田一郎ただ1人です。 清水市長は2013年度予算で、さっそく地下鉄建設の関連費70億円を計上しています。財政破綻を招く無謀な計画をストップさせるためには、もはや市長を変えるしかありません!
既存路線の活用で建設費不要な「吉田プラン」 都心から岩槻まで、ほとんど費用をかけずに地下鉄を走らせる方法があります。 野田線と伊勢崎線を直通運転し、春日部まで来ている地下鉄半蔵門線や日比谷線に乗り入れれば良いのです。 既存路線を活用するので建設費や沿線開発費は不要で、野田線各駅のホームを延長する工事が必要な程度です。 また、①2~3年で実現可能、②運賃が安い、③岩槻や七里、大和田にも地下鉄が直接乗り入れる、④大宮と越谷、草加が電車1本で結ばれる、⑤開通後の赤字負担が不要…などのメリットがあります。 東京都心までの距離は、地下鉄7号線と比べて長くなります。しかし途中駅で追い越しができず(トンネル内で追い越し設備を作ると、建設費が1ヵ所につき100億円アップ)、各駅停車しか走れない7号線と比べて、伊勢崎線は急行運転ができ、北越谷以南は複々線なので、所要時間はほとんど変わりません。 東武鉄道は昨年8月から、大宮~春日部~東京スカイツリーの直通臨時電車を運転し、すでに「吉田プラン」は半分実現しています。
来る5月の市長選挙は、市民の皆さんにとって大きな選択となるはずです。
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