2009年3月16日 号外 (1)
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言論圧殺が続く議会の現状に抗議して 本会議で辞表を提出!
相川議案に「意見を述べた」だけで処分!全ての議員が発言できる議会実現へ、市民の信を問います!
 2月議会最終日の3月12日に、相川市長が提出した議案84件への討論と採決が行われましたが、私がそのうち新年度予算案など21件に対して反対理由を述べていたところ、相川与党の議員たちが「意見を述べた」ことを理由に、私への懲罰を要求。採決も行わずに、処分検討が決まりました。
 そして本会議で私の「弁明」が行われましたが、私が改めて「浦和優先」の相川予算案に反対する理由を述べたところ、青羽健仁議長が中止を命じたため、私は「無所属議員に本会議での質疑・討論を認めない、さいたま市議会の現状に抗議する」と、その場で辞職願を提出しました。
 辞職願は現在のところ、「議長預かり」になっています。
 私は市民の皆さんから授かった議員の職を放棄するために辞職するのではありません。私が辞職すれば、5月24日の市長選と同時に、北区では市議の補欠選挙が行われます。私はその場で改めて、議員の発言権を認めないさいたま市議会の現状の是非を、有権者の皆さんに判断してもらいたいと思います!

無所属の発言禁止は、17政令市のうち川崎とさいたま市だけ
 さいたま市議会では、無所属議員は本会議で発言する権利がありません。これは6年前、自民・公明・民主・共産などの議員が、地方自治法をまったく無視し、「申し合わせ事項」と称する法的根拠が無い「ルール」を決めたからです。
 私は2年前の市議選で、「浦和優先の行政・予算配分の是正」「大宮の自治と独立」を掲げて初当選して以来、請願(討論原稿)提出と動議提出という地方自治法や会議規則で認められた方法を使って、議会で発言を続けてきました。
 その結果、本会議で1年に1回発言するかしないかという議員が多い中で、私はこれまでに50回以上登壇し、「大宮総合病院での小児科オールナイト診療の実現」「大宮図書館の歴史資料などの浦和への移動阻止」など、大小さまざまな実績を上げることができました。

会議規則も改悪…「意見述べたら、1会期丸ごと出席停止」
 しかし、昨年6月議会では、演壇から暴力的に引きずり降ろされたうえ1週間の出席停止という不当懲罰に処せられ、今回もまた「相川与党」は私に懲罰を科そうとしています。
 そして3月12日の議会では、「特定の議員(=私)に対処するため」を理由に、出席停止の最長期間を7日間から1会期へ延長する会議規則の改悪案が、自民・公明・民主など「相川与党」の賛成多数で可決されました。
 議会で意見を述べただけで、次の定例会には丸ごと出席させないという、民主主義社会にあるまじきさいたま市議会の現状は、抜本的に変えるしかありません!

「相川市長の議案に反対!」議会で意見を述べるための闘い
07年 6月定例会 ・相川議案に反対する請願を提出し、会議録に掲載させる。
07年 9月定例会 ・委員長報告への質疑や一括採決への異議で、相川議案への反対意見を表明
07年 12月定例会 ・委員長報告への質疑や一括採決への異議で、相川議案への反対意見を表明
08年 2月定例会 ・委員長報告への質疑や一括採決への異議で、相川議案への反対意見を表明 →自民・公明・民主「相川与党」による多数決で中断。
・動議提出で請願の件名(=討論原稿)を読み上げ、相川議案への反対意見を表明 →会議録から削除
08年 6月定例会 ・動議提出で請願の件名(=討論原稿)を読み上げ、相川議案への反対意見を表明 →議場から暴力排除のうえ出席停止1週間の懲罰 →市役所前で1週間のハンスト(断食抗議)
08年 9月定例会 ・動議提出で請願の件名(=討論原稿)を読み上げ、相川議案への反対意見を表明
08年 12月定例会 ・動議提出で請願の件名(=討論原稿)を読み上げ、相川議案への反対意見を表明
09年 2月定例会 ・動議提出で請願の件名(=討論原稿)を読み上げ、市民からの請願への賛成意見を表明 →発言禁止のうえ、議長が議場から強制退場を命令(2月4日)
・動議提出で請願の件名(=討論原稿)を読み上げ、相川議案への反対意見を表明 →議長が中止を命じ、「相川与党」が懲罰を要求 →言論圧殺に抗議して辞職願を提出(3月12日)
吉田一郎は、市長から支給される政務調査費(年間408万円)を受け取らずに活動しています。

(2)
2009年2月議会の会派別議案賛否一覧表

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