2009年2月28日 号外 (1)
2面へ
大宮北部の夜間救急 小児科オールナイト診療の維持を実現!
大宮医師会市民病院の閉鎖後は大宮総合病院で。2年間あきらめずに追及し続けました!
 3月から浦和との境に市民医療センターがオープンするのに伴い、大宮医師会市民病院(宮原メディカルセンター)が閉鎖されてしまいます。大宮医師会市民 病院は、内科と小児科が24時間いつでも診てもらえる、長年にわたって大宮住民の命を守ってきた貴重な存在です。
 私は2年前に初当選して以来、議会が開かれるたびにこの問題を取り上げ、「人の命も浦和優先か!」と相川市政を追及。大宮北部でのオールナイト診療の維持を要求し続け
てきました。
 その結果、平成20年度予算で「大宮休日夜間急患診療施設」の設置費用として350万円が計上され、大宮医師会市民病院の閉鎖後は、大宮総合病院で夜間 診療が始まることになりましたが、9月議会で明らかになった診療時間は、19時から22時まで(受付は21時30分まで)と、現在のオールナイト診療に比 べて大幅に縮小されたものでした。
 相川与党や共産党は、「これで安心」とばかりに相川市政に歩調を合わせていましたが、私はあくまでオールナイト診療の維持を求めて追及を継続。12月議 会の一般質問では、夜間診療の大幅縮小に「ふざけるな!」と怒り、青羽議長によって議事録から即刻削除される事件が起きましたが、1月29日に開かれた市 と医師会との協議で、小児科の深夜診療の実施について合意。2月25日には朝7時まで(受付は6時まで)のオールナイト診療が決定しました。
 これでとりあえず、夜中に子供の具合が悪くなっても駆け込める病院が確保できそうです。私は今後も、内科のオールナイト診療の実現に向けて、要求を続けます!
2/26付 埼玉新聞吉田一郎市政レポート 10月特別号
吉田一郎は、市長から支給される政務調査費(年間408万円)を受け取らずに活動しています。

(2)
大宮市役所で 合併以来 8年ぶりに市議会開催を実現!
浦和への一極集中にストップを!「2本部制」への第一歩!予算委で提案し、決定しました!
 8年前に大宮市と与野市、浦和市が合併して、さいたま市となり、市役所が浦和へ移って以来、大宮の街の衰退が顕著になってきました。
「浦和中心・浦和優先」の相川市政の下で、行政や公共投資の浦和への一極集中が進み、大宮の税収で浦和の開発が進められています。「首都圏の北の玄関口」50万都市・大宮は、あたかも浦和の植民地と化してしまいました。
 私は07年春の市議選で、「浦和中心の行政・予算配分の是正を!」「大宮の自治と独立」を掲げて初当選。議会ではあらゆる機会を通じて、浦和への一極集 中を批判し続けてきましたが、その一環として、私は旧大宮市役所(現:大宮区役所)での議会開催を提案。予算委員会理事会で了承され、1月23日に予算委 員会が旧大宮市役所で開催されました。大宮での議会開催は、実に8年ぶりです!
 これまで浦和の市役所で開かれていた委員会の傍聴者は、せいぜい2~3人でしたが、旧大宮市役所には会場(定員30人)がほぼ満席となる傍聴者が詰めかけました。

満場の傍聴者の前で、浦和優先の「御用学者」と対決!
 当日は、予算審議の参考人として埼玉大学の後藤和子教授(浦和在住)による『魅力ある都市づくりに向けた財政について』と題する講演と、議員との討論が行われました。
 ところが後藤教授は冒頭、10月議会における私の発言をヤリ玉に上げ、「予算の地域配分を重視し、その地域の税収をその地域で使うことは、バラマキにつ ながる」と批判。さらに「公共施設は一極集中の方が便利だ」と、さいたま市が進める浦和への一極集中にお墨付きを与えました。
 講演後の討論で、私はさっそく後藤教授に「奪う者と奪われる者、支配する側とされる側の違いだ!」と反論。さいたま市は「公共施設の適正配置方針」と言 いながら、浦和にばかり公共施設の建設を進めていることや、大宮は病院・保健所から図書館の本まで浦和の方へ奪われている現状などを説明し、「現状では浦 和への一極集中が進められているが、交通の利便性などを考えた場合、さいたま市の中枢機能は大宮か新都心、浦和か、果たしてどこに集中させるのがふさわし いか?」を問いただしました。
 すると後藤教授は、「中央図書館や美術館はすでに(浦和に)建ててしまったのでしょうがない」と言いながらも、「大宮は大宮の特徴を、新都心は新都心の 特徴を生かして、クラスター(ぶどうの房)のように連なる形でいくべき」と、浦和への一極集中を否定し始め、多極分散の連合都市を認めるに至りました。
 さいたま市と埼玉大学は昨年3月に協定を結び、地域課題の取り組みについて、市は埼大の教授たちを「活用」しています。「学の独立」という言葉があるように、大学は権力に奉仕するためのものであってはならないはずです。

旧4市の財政的独立…大宮の税収は大宮の街づくりに!
 さいたま市は浦和への一極集中を進めるべきではありません。大宮・浦和・与野・岩槻が、それぞれの歴史と伝統を生かした、連邦制のような連合都市を目指すべきです。
 そして同じく合併によって成立した北九州市の「タッチゾーン方式」をモデルに、合併前の旧4市に財政的独立を含めた強い自治権を与え、大宮・浦和・与野・岩槻からの税収は、それぞれの地域で使う仕組みを確立すべきです。

商工会議所が採用する「2本部制」を、市役所にも!
 その手始めに、さいたま市役所の2本部制(大宮と浦和)を確立すべきです。
 12月議会の予算委員会では、大宮(業務本部)と浦和(総務本部)の2本部制を採用している商工会議所から、「地域に密着したきめこまやかなサービスが可能になる」という、2本部制のメリットが紹介されました。
 旧大宮市役所での議会開催は、「2本部制」実現への第一歩です!私は今後も、浦和への一極集中を阻止するために、全力で闘います!
旧大宮市役所大宮市役所での議会開催を祝う
大宮の長老議員である松本敏雄元副議長(左)、鶴崎敏康元議長(右)とともに、旧大宮市役所での議会開催を祝いました。

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